2006年5月29日月曜日

ペン操作の UI

TabletPC や PocketPC を使っていて、どうしても違和感を感じることがある。
それは、ポップアップ画面でのボタンなど標準的な操作をうながすものが左側にあり変更できないことだ。
ファイルリストなども同様である。項目の選択画面が左にあり内容が右に表示される。
これは、デスクトップPCで見慣れたエクスプローラスタイルなので、レイアウトを合わせるのが望ましいという面もあるのだろうが、これはペン操作を前提とした UI では非常に使いずらい。
正確には、左利き向けの配置なので、右利きの人間には非常にストレスになる。

PCでマウスなどのポインティングデバイスで操作をするのと、ペンによってポインティングすることの違いはいろいろあるが、ペンの場合操作する手によって画面が一時的に隠されるという点は大きな違いと言えるだろう。標準的なボタンが左側にあるというのは、標準的な操作をするときには選択肢が手によって隠れてしまうという事に他ならない。これは大きなマイナスだろう。
また、リストが左に表示され内容が右側に表示されるのも同様の問題をかかえている。選んだ項目の中身が何であるのか確認するたびに手を動かし、隠れた内容を見えるように動かさなければならない。それが間違っていたらまた手を元動かして画面を隠す必要があるのだ。

これに対して Psion は主たる選択肢やリストを右側に表示するというインターフェースになっている。(そういう操作性を考慮していないアプリが無いわけではないが、、、)
左利きの人を考慮していない点はあるが、考えもなくPCと同じ配置にしていない点は評価すべきだろう。
せめてVista 以降 Tablet PC の機能が標準になるようだが、PocketPC も含めペンコンピューティングを進めていくなら、こういった事も考慮にいれて欲しいものだ。

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